2014年12月11日木曜日

またしても…

結局、昨日も国連軍の施設内には移動できず、まだホテルにいます。
以下、昨日の流れです。

【午前10時頃】
・「下村氏の申請は全て受諾されたので、すみやかに受け入れ準備に入るように」という指示が、国連の担当者(図では「広報部副責任者」)から副責任者秘書とウガンダ軍大尉(代行)にメールで出される。

・生憎、ウガンダ軍大尉(代行)は一昨日から地方に行ってしまっており確実にメールは見てないと推測されるため、すぐに副代行に電話で「申請が受諾されたので動いて欲しい」旨を伝える。
・念のため同時に一昨日自国のジブチから戻って来られた国連の広報部中佐(昨年一度お会いしている)にも連絡。
「今会議中なので別のスタッフに連絡させる」とのこと。
・昨日の記事をアップ。

【正午過ぎ】
・広報部中佐から連絡するように指示されたという国連・広報部スタッフから電話。
詳細を伝えると「万事了解。中佐に確認して迅速に準備する」との返答を得る。

【午後1時】
・動きなし。

【午後2時】
・動きなし。

【午後3時】
・ホテルのオーナー宛に、私がまだホテルにいるかどうか確認の電話が入り、ホテルのスタッフから問い合わせが入る。(最初怪しい、と思ったが間違いなく国連からの連絡であったことを確認)
・「今から準備をして迎えの車を送るので待っているよう」という国連のスタッフからの伝言を聞く

【午後4時】
・車の到着を待つ

【午後5時】
・ちょっと不安になりながら車の到着を待つ

【午後6時】
・かなり不安になりながら車の到着を待つ

【午後7時】
・本日は移動できないことが確定。

【午後8時】
することがないので、今回の流れの図を作成。

という残念な流れでした…。

国連軍の施設から私が宿泊しているホテルまでは約1キロ。歩いても10分かからないでしょう。
ただこのモガディシュでは、その1キロに何があるか分かりません。
テロ行為を行っているアル・シャバブにとって特に国連軍は目の敵であるため、今月3日の自爆テロ→http://www.afpbb.com/articles/-/3033350も、その道中で発生しています。
そのため「車の手配」といっても単純に車を一台用意するのではなく、戦闘用の装甲兵員輸送車を数台手配しなければならないため、ある程度時間がかかることは予想し大人しく待ち続けていました。

昨日のすれ違いにおける重大な問題は携帯電話でした。
到着初日に「携帯電話からネット接続ができなくなっている」と報告しましたが、なんと、キャリアが異なるとショートメールのやりとりはおろか、通話さえも出来ないのです。
恐らく多くの人が携帯電話を手にするようになり動く金額が莫大になってきたため、その利権をめぐり様々な思惑が蠢いているのでしょうが、「相互の通話不可」は想像すらしていませんでした。

そのため、ホテルのオーナーの電話を借りて連絡をしたり、スマホのアプリ(Skype)を使ったりして連絡するしかないケースが多々あり、都度、「この番号にかけても私は出られないので、こちらに!」と私の携帯番号を伝えてはいたのですが、もちろん、そうは問屋がおろしません。
結果、すれ違いにつぐすれ違いで、残念な結果になってしまった次第です。

ただなんとか今朝方収拾がつき、あと1時間後にホテルのオーナと一緒に国連の施設に行くことになりましたので、次こそは珍道中記ではなく、仕事の話をご報告したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿