2009年2月13日金曜日

雨のためゴリラ中止

ゴリラトレッキングのパンフレット
ゴリラトレッキングのパンフレット

一昨日、ルワンダに無事着きました。
が、空港到着早々強烈なスコールに歓迎され、昨日・本日とも定期的に雷を伴う雨に見舞われています。

そのため、当初はマウンテンゴリラの撮影を予定していたのですが、ここ最近のツキのなさを考え、今回は見送ることにしました。

実はマウンテンゴリラの撮影は、結構ギャンブル的な要素が強いのです。
ゴリラトレッキングをする際には、「ゴリラの前で食べ物を食べてはならない」とか、「写真を撮るときフラッシュを使ってはならない」とか、いくつかルールがあります。
そしてその中にある「7メートル以内に近寄ってはならない」というルールが、ゴリラの撮影を非常に難しいものにしているのです。

写真が好きな方はよく分かると思いますが、撮影をする時に「被写体が動かず、さらに撮影位置も固定」という制約があると、レンズを望遠と広角に切り替える位しか構図に変化をつける方法がありません。

まさしくその条件の下、行わなければならないマウンテンゴリラの撮影。
さらに7メートルという距離の制約があるため広角レンズはほぼ使えず、晴れている時でさえゴリラが活発に動いてくれず昼寝をしたりすると、常に同じ構図の写真しか撮れません。

今日の雨模様
今日も雨が…

ましてや雨が降るとゴリラは木の下で雨宿りをしてしまいます。
そうなると完全にお手上げで、雨中の撮影が過去に二度ほどあったのですが、一度は一度もシャッターを切ることなく帰った苦い思い出があります。

そして雨が降った場合に最も危険なのは、「移動中に確実に転ぶこと」です。
マウンテンゴリラはその名の通り山に住んでいます。

そのためゴリラに会うためには、結構急な坂道を登ったり降りたりしなければならないのですが、雨が降るとその道が結構滑るんです(ちなみに過去の経験では、雨が降った場合、100%転んでいます)

今回、今の天候不順と自分のアンラッキーさを考えると、最悪のケースとして「500ドル払って、雨のためゴリラは撮影できず、さらに帰り道で転んでカメラが水没…」という悲しいシナリオが想定されます。
(知っている人は知っていると思いますが、私にツキがないときの凄さは神懸かり的です。あっ、この場合は悪魔か…)

メインの取材を前にカメラが壊れては話になりません。
というわけで、来年から1000ドルに上がるため、より取材が難しくなるのは分かってはいるのですが、今回は見送ることにしました。

ん~、今回の取材は勝負どころが難しそうです。

<追記>
明日、戦災孤児のコロンベ宅を訪問してきます。
(一方的に自分の娘だと思っているので、どれくらい成長したか、本当に楽しみです!!)

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